2011/10/02

11 HPの次の段階

11 広報を考える6-HPの次の段階

09,10と2回にわたって法律事務所のHPについて考えてみました。
当たり前のことをまとめただけですが,その当たり前のことを実行するのは簡単ではありません。原総合法律事務所のHPも,まだ日々改善を加えている途中です。

ところで,もし,原総合法律事務所のHPを精査した方がおられたなら,このブログで言っていることと矛盾するコーナーがあることに気付かれたかもしれません。
今回は,原総合法律事務所のHPが,次の段階も考え,進化していることを話したいと思います。

そのコーナーは,【弁護士が語る ちょっと難しい?法律の話】です。

前回,HPは分かりやすくなければならないことを,繰り返し説きました。
ところが,このコーナー,内容を見てもらえれば分かるように,訴状,答弁書,準備書面等の抜粋です。分かりやすくする手直しなど全く行っていません。ただ,当事者の特定ができないような配慮をしただけです。タイトルからして,「ちょっと難しい?」です。

それは,原総合法律事務所の新しいマーケティング戦略に関わっています。
原総合法律事務所のマーケティング戦略が,「当事務所の特徴である多重債務を含む消費者問題,医療過誤,行政訴訟,高齢者問題等に,弁護士による十分な法的サービスが提供されているか」を問題としていることは,このブログの最初に説明しました(02)。また,「上質な法的サービス」というキーワードにも何度もふれてきました。
そして,実際に,原総合法律事務所では,20年近く前の事務所開設時から,医療過誤に患者側で積極的に取組み,最近では,常時10~20件の医療過誤を取り扱っています。その蓄積と成果には,相当の自負もあり,「上質な法的サービス」といっても誤りではないと思っています。
また,医療が絡む交通事故についても,被害者側で,医療に関する蓄積をふまえて取り組んでおり,この分野でも「上質な法的サービス」を提供できる前提があります。

そこで,医療過誤,交通事故についていえば,実は,原総合法律事務所が「上質な法的サービス」を提供すべきなのは,地元長崎だけではなく,全国なのではないかと考えるようになってきていました。専門的分野に関するニーズに対応できる法律事務所は,各地域に十分あるとはいえないと思うのです。
そうして,今年の8月末,原総合法律事務所では,マーケティング戦略の新しい展開として,医療過誤,交通事故の分野では,全国のトップの法律事務所となることを具体的な目標として掲げるべき時期が来ていることを確認しました(トップレベルではなくトップという意味は,後日また。)。

このような全国を対象とすることを可能にするのがネットの世界であり,HPです。
専門的分野で「上質な法的サービス」を求める層は,地元に限定せず,全国の法律事務所から,そのニーズに答えてくれそうなところをネット上で探します。この層は,既に自らが抱える問題について,かなり詳しい専門的な情報も集めており,今さら分かりやすい説明など求めてはいません。
この層をターゲットとして,9月のHPリニューアル時に新しく作ったのが,【弁護士が語る ちょっと難しい?法律の話】のコーナーなのです。したがって,準備書面等を分かりやすく書き直すことはせず,あえてそのまま掲載しています。
まだ新設したばかりのコーナーで,情報量も少ないですし,いずれは,去る7月に開設した交通事故の専門のHPと近く開設予定の医療過誤の専門のHPに移す予定ですが,その狙いは分かってもらえたでしょうか。

ちなみに,07 広報を考える2-統一されたイメージで,広報のデザインに関わって,原総合法律事務所では,以前は,地元密着を強調しようと,長崎らしい風景なども使っていたけれど,今は,あえて長崎らしさは払拭したことを話し,その狙いは後日の説明に譲っていました。その狙いの一つが,この医療過誤,交通事故などについて,長崎にとどまらず,全国への展開を考えていることだったのです(他にも理由があるのですが,それは後日ということで。)。